漫画感想記27冊目
宇宙暦0013――人類ははるか銀河まで進出していた。この物語は…一人の宇宙人ハンターが仲間とともに宇宙の果てを目指す壮大なSFスペクタクルであ………る?【1巻p63より引用】
登場人物
ダンディ
宇宙人ハンター、ダンディ。宇宙人登録センターに未登録宇宙人を連れて行くと貰える賞金をあてに、宇宙の各地に存在するブレストラン、ブービーズに通う。ブレストランとは胸の大きいウェイトレスが働く店のことで、ダンディは同系列店に足繁く通う常連。美しい女性が好きであると同時に胸とお尻の大きい女性が特に好き。美女以外には素っ気ない素振りを見せるが、義理や情に厚い人情派である。
QT
旧式ロボ、QT。卵型の胴体をし、足回りの車輪で自在に動く。食事や掃除といった家事全般をこなすだけでなく、船の修理まで行える万能ロボ。人間と同等の感情を持ち合わせており、ダンディのストッパー役を務める。
ミャウ
ベテルギウス星人の変態盗撮猫、ミャウ。ゲームや漫画などのサブカルを好み、食欲旺盛で食費も嵩むが、有用な情報を持ち合わており役に立つこともある。ブービーズで盗撮騒動を起こし追い出され、意気投合したダンディの船に乗り込む。
ゲル博士
ダンディを追い回す、ゲル博士。未知のエネルギー、パイオニウムを求めてダンディのいるところならどこへでも現れる。
ロボット要素
アロハオエ号
ダンディの母船、アロハオエ号。船内には小型の飛行艇リトルアロハを格納する。よく被弾して故障するが、追い込まれると火事場の馬鹿力のような謎の力を発揮する。
ハワヤンキー
変形ロボ、ハワヤンキー。アロハオエ号に格納された小型艇、リトルアロハが変化した姿。武装は小型の光線銃。リトルアロハが変形することはダンディしか知らず、クルーのQTも驚く。
ゲル博士の戦闘艦
ゲル博士の戦闘艦。中央に配された奇怪な顔面パーツの内部にはティースミサイルという超高威力のミサイルを搭載する。
作画
男性キャラもカッコよく描かれていますが、女性キャラの艶っぽさが魅力的です。
本作には巨大ロボみたいなのも出てくるものの、出番はかなり少なく戦闘も少なめです。作画の違和感は全く無く、質の高いものです。
本作はどちらかというと宇宙船や戦艦の方がメインとなります。しかし、そちらも戦闘シーンは少なめです。これらのメカ類の作画も質が高いです。
雑感
アニメ未見で読みましたが、特に予備知識が必要だと感じない作品です。1話か2話完結の連作になっており、全話を通しての大きな伏線や本線もないので特に頭を使う必要もなく読めます。そのおかげで各キャラや各メカの紹介文も殆ど書けることがあまりなく、いつも以上に薄っぺらい内容になって申し訳なく思います。
話の内容としては人情コメディといったジャンルになるのでしょうか。宇宙を舞台にしたシティーハンター的なものをイメージしてもらえるとわかりやすいです。女好きの主人公とあまり役に立たない仲間、そして各エピソードを彩る女性キャラが織りなす珍道中をにぎやかに描かれています。
絵も綺麗だし、話もなかなかまとまっていますし、本当に気楽に読める作品です。アニメを見ていたらより楽しめるのだろうとは思いますが、別に難しいところが何もありません。もしかしたらアニメに活きる伏線もあるのかもしれませんが、特に何も考えずに読めば良いのではないでしょうか
作品データ
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