90分間、いや、もっと前だ。試合の数時間前から大いに昂ぶっていました。事前情報で言われまくっていたことなのでご存知でしょうが、アウェーのサウジ戦は何が起きるかわからない。そんな試合でW杯出場を決めることはとても難しい。今日のオーストラリア戦、この90分間で勝って決める。それしかありませんでした。ここ一週間テンションを高め、気持ちを強く持ち、そして、試合(のTV観戦)に挑みました。良かった。勝って良かった。90分間血を沸かし続け、歓喜の渦に包まれました。
本当に、勝って良かった、に尽きます。W杯初戦に敗れ、過信は壊され、恐怖に包まれた最終予選、色々多くのことがありました。楽な試合は1つもない、厳しい予選でした。勝って良かった。W杯出場を決めたことで全ては強さに、次につながります。今は喜びましょう。
さて、個人評書いていきましょうか。
GK
川島。ミス無く安定していました。最も緊張する試合でミスがなかったことが何よりでした。ありがとう守護神。
DF
吉田。ちょっと失望した面があります。まず、セーフティーファーストの選択ができていなかったこと。そして、味方へ危険なコーチングをしたこと。このことからDFリーダーとして吉田を使うことが怖いです。最終ラインが2つの危険なミスをしたことは許容できません。
昌子。昌子は吉田と比べよく落ち着いていた。今後はDFリーダーとして君臨して欲しい。
酒井宏樹。守備陣のヒーローと言っていいはず。2つか3つは際どい部分で体を張って触ってくれました。攻撃面ではちょいパスミスがありましたが、酒井が身体を張ってくれなければ失点はしていたはずです。
長友。攻撃面では大きな貢献してくれました。守備面ではプレスはなかなか良かったですが、1対1でぶち抜かれたりと不安定な面も残念ながら目立っていました。
MF
長谷部。いつもの安定感は無く、危険なロストを3度はあったと思います。怪我明けということもあって仕方ない部分もあるし、試合を90分間で考えると絶対的なキャプテンを交代させることが難しかったので采配的には仕方なかったにしても、ちょっと怖かったね。
山口。かなり良かったと思います。井手口とのコンビで中盤で自由にはさせなかった。攻撃面ではそれほど目立ちませんでしたが、守備面は手放しで褒めたい。
井手口。攻撃面は喉から手が出るほど欲しかった2点目を取ってくれたことで100点、更にサイドチェンジの質も良かったし、セットプレーのキックの質もかなり高かったです。守備面では運動量は素晴らしかったですが、もっと潰してほしかったです。相手に前を向いて受けられる場面を多く作られてしまっていたのでここは要改善ですね。
FW
大迫。前線での溜めの部分は完璧とはいえないものの十分やってくれました。ゴールこそ取れませんでしたが、プレスは素晴らしく、強い気持ちを見せてくれました。
乾。ドリブル及びパスはもう一つ精度が足りませんでしたが、よく走ってくれました。かなり疲れているのは画面越しでも非常に濃く見えていたのに交代するまで全力以上を出してくれました。
浅野。酒井との連携ミスはいくつかあったものの、欲しかった先制点を取ってくれたのが全てです。1対1もかなり勝てていましたし、守備の面でも機能していたため日本の右サイドが崩されることはほぼ無かったのではないでしょうか。
原口。交代選手に求められているプレーをしっかりこなしてくれました。井手口のゴールも原口の頑張りが生んだといえるでしょう。
久保、岡崎は特に無し、と言いたいところだが、岡崎にはちょっと不満があります。最後の数分間もっと走ってほしかった。特にハーフウェイラインを超えたところからはもっとプレスをしてほしかった。
ハリルの采配。文句なし。やりたいサッカーをやるための選手を送り出したことが全てではないでしょうか。本来であれば山口と井手口を並べるのはベターではないし、浅野と乾のウィングもベターではないはずです。それらベターを選ばず、走れる強い気持ちを持った選手を先発に選んで送り出した。勝利に相応しい采配です。
個人評以上ですね。今日はもうどうでもいいんですよ。勝ったことが全てなのでホントは何も言う必要がないです。
そして、次のサウジアラビア戦。これはもう勝ち負け度外視のテストメンバーを使いましょう。中村航輔や植田とか中々使う機会がなかった選手をみたいですね。
そしてそして、W杯へ向けてのチーム作りですよ。これはもう大島をどう使うかに尽きます。ハリルのサッカーにあわないことや、今回の予選を難しくした選手ですが、これからの日本代表を考えると大島抜きのチーム作りというのはありえないです。それぐらい圧倒的な技術と視野を持っている選手なのでどうにか活かしてほしいです。
よし、終わろう。もう気持ちい汗でびしょびしょです。お疲れ様です。
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